情報理論

偽物の銀貨を当てろ・その2:偽物の重さがわからない場合

問題を解く前に改めて述べると,100枚の銀貨の中に偽物(本物と重さだけが異なる)が1枚混ざっていて,それを天秤だけを使って当てるというものでした。ただし,天秤は5回までしか使うことができません。 前回は,偽物の銀貨が本物より重いことがわかってい…

偽物の銀貨を当てろ・その1

12月になりました。これ以上書くこともないので,ひとつの古典的な数理パズルを解いてみましょう。 問題 偽金造りの罪で死刑判決を受けた金物職人・ツリメデスは,今まさに死刑台に登っていた。城下に設けられた死刑台には王も見物に訪れている。ツリメデス…

全問外すことは全問当てることと同じくらい凄い?

前の記事: http://azapen6.hatenablog.com/entry/2013/01/13/192612これまで話してきたエントロピーの応用として、こんな問題を考えてみることにします。太郎くんは選択問題だけからなるテストで0点を取ってしまいました。しかし、彼はそれを受けて、自慢げ…

情報がない

前回の話で、エントロピーの大小が当たりのつけにくさを表していることを述べました。この見方によれば、エントロピーが最大となる確率分布のもとでは、出てくる要素の予測が全くできない、言い換えれば何の情報も与えられていないと言うことができます。前…